バルセロナは夢の中。
2009年 08月 31日
サグラダファミリアの設計者であるアントニ・ガウディ。
彼は幼少期、学校の授業で鳥の翼は飛ぶためにあると説明した教師に対し、
鶏は翼を走るために使っている、と反論したという。(by wikipedia)
<ガウディ通りにひょっこりと姿を現す>
一見しただけではとても理解し難い形状をしたこの教会は、
所々、自然をモチーフにした作成されており、
実際、教会内に差し込む光はまるで木漏れ日の中にいるかのように感じさせる。
威圧的な外見とは裏腹に、取り込まれる光は、
真夏の日中にもかかわらず、程よく優しい光となっていた。
完成予定は2256年らしい。
バルセロナの宿で会った、建築関係の学生が言っていた。
日本のゼネコンが作れば、10年とかからず完成すると。
ああ、なるほどなぁ、と感心した反面、でも、
何かそういうもんじゃないんじゃないかなぁという思いが頭の中をちらついた。
確かにスペイン人は働かない。
シエスタは長そうだし、日曜、祝日は休んで当然の人達。
でも、そんなことはおそらく関係ない。
本当にこれが10年で完成したとして、誰か喜ぶ人間はいるのだろうか。
むしろ、完成した途端に
ポックリと亡くなってしまうお年寄りとかが出てくるんじゃないかとすら思う。
晩年は建築に熱中するあまり私財すらも投じてしまい、
浮浪者同然の生活を送っていたというガウディ。
市電に轢かれて亡くなった時、
あまりのみずぼらしさにガウディ本人であるとは気づかれなかったという。
この街を訪れる多くの観光客も、この街に住む人々も、
誰もがずっと、そんな変人の見た夢を見に来るのだ。
完成予定が2256年であっても許されるのは、
バルセロナが、少しでも夢の途中でいたいからなのだろう。
<完成予定は2256年>
彼は幼少期、学校の授業で鳥の翼は飛ぶためにあると説明した教師に対し、
鶏は翼を走るために使っている、と反論したという。(by wikipedia)
<ガウディ通りにひょっこりと姿を現す>
一見しただけではとても理解し難い形状をしたこの教会は、
所々、自然をモチーフにした作成されており、
実際、教会内に差し込む光はまるで木漏れ日の中にいるかのように感じさせる。
威圧的な外見とは裏腹に、取り込まれる光は、
真夏の日中にもかかわらず、程よく優しい光となっていた。
完成予定は2256年らしい。
バルセロナの宿で会った、建築関係の学生が言っていた。
日本のゼネコンが作れば、10年とかからず完成すると。
ああ、なるほどなぁ、と感心した反面、でも、
何かそういうもんじゃないんじゃないかなぁという思いが頭の中をちらついた。
確かにスペイン人は働かない。
シエスタは長そうだし、日曜、祝日は休んで当然の人達。
でも、そんなことはおそらく関係ない。
本当にこれが10年で完成したとして、誰か喜ぶ人間はいるのだろうか。
むしろ、完成した途端に
ポックリと亡くなってしまうお年寄りとかが出てくるんじゃないかとすら思う。
晩年は建築に熱中するあまり私財すらも投じてしまい、
浮浪者同然の生活を送っていたというガウディ。
市電に轢かれて亡くなった時、
あまりのみずぼらしさにガウディ本人であるとは気づかれなかったという。
この街を訪れる多くの観光客も、この街に住む人々も、
誰もがずっと、そんな変人の見た夢を見に来るのだ。
完成予定が2256年であっても許されるのは、
バルセロナが、少しでも夢の途中でいたいからなのだろう。
<完成予定は2256年>
by arujiyanon_world
| 2009-08-31 08:48
| -- スペイン