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ヨメ様と世界一周中。いよいよハワイ。


by arujiyanon_world
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長距離バスについて。

南米の主たる交通手段、長距離バスに関してです。
今回の旅行で訪れた南米の国は、
ペルー、ボリビア、アルゼンチン、チリ、といずれもかなりの観光大国。
これらの国の主な交通手段は、長距離バスでした。
アルゼンチンはあまりに広大なため、一度飛行機を使用しましたが、
やはり南米の移動は長距離バスがメインです。

しかし、南米の長距離バスはかなり快適で、
下手な安ホテルより快適な場合もありました。
快適なリクライニングシートにトイレ完備。複数本の映画が上映され、
食事からコーヒーまで支給されるものが殆ど。
何故南米では鉄道が廃れてしまったのか、正直どうでもよくなるほど快適です。

そうすると、一晩の移動くらいは何とも思わなくなり、
むしろ宿代が浮くなーと、電卓を叩きたくなります。

今回の旅行では、長距離バスには随分とお世話になりました。。。
そこで、南米に限らず、今までで一番つらかった移動はどこだろうと考えてみました。


3位 アレキパ(ペルー) → クスコ(ペルー) 

移動時間 約14時間

一晩で標高3300Mの地点まで移動したことによる軽い頭痛と、
クネクネ曲がる山道で少し気分を悪くした。
バスと言うより、ルートが厳しい。

2位 ボローニャ(イタリア) → バルセロナ(スペイン)
 
移動時間 約20時間

ヨーロッパのバス移動も何気につらかった。
これは、単純にヨーロッパでは長距離バスは日本同様、
安い移動手段であり、そもそもホスピタリティというものとは縁遠い移動手段であること、
トイレが壊れていたのに、ドライバーが全然休憩を取らなかった。。。
最後の方は乗客みんなソワソワしていたな・・・。

1位 ルクソール(エジプト)→ カイロ(エジプト)

移動時間 約20時間

バスはそこそこキレイだったが、席幅が狭い上に、
エジプト人はリクライニングを常に全開で倒してくること、
意味のわからんチケットチェックが2時間に一回あり、深夜にも起こされる事、
深夜にもかかわらず大音量で映画やアラブ音楽が垂れ流しだった事。
ああ、思い出すだけで腹が立つ。。。


エルカラファテ(アルゼンチン)からバリローチェ(アルゼンチン)に行くバスは、
移動時間は約31時間だったけど、乗り換えが2回あって気分転換できたし、
アルゼンチンのバスは非常に快適なので、移動時間の割には疲弊しなかった。
時間じゃないんだなー。

逆に一番快適だったのは、プエルトイグアスからブエノスアイレスに行くバスで、
移動時間は約18時間。
これはシートが完全に水平になる豪華タイプで、暖かい食事まで支給されて、
18時間乗っても、もう少し乗っていたいと思わせる程に快適でした。

こうした長距離バスになれると、
4時間とか、6時間の移動が逆につらくなります。
重たい荷物を抱えてバスターミナルに移動し、
荷物係のチップ要求を退け、
ようやく席に腰掛けて落ち着いた矢先に、
目的地に着くのでは割りに合わないと感じて、
移動するならせめて一晩かけて移動したい、と本気で思います。

移動は旅の醍醐味だし、
飛行機みたいに一気に環境が変わるよりも情緒があっていいものです。

おみやげ屋台の商品にマーキングする野良犬。
信号待ちの車に近づき、窓拭きのパントマイムをしてチップをもらう大道芸人。
国を跨ぐ場合は、建物や街並みの変化も楽しめる。

これを書いている今現在はメキシコにいますが、
今後の予定ではもう長距離バスにのる機会もないと思います。

ボーっとしていると2時間、3時間が平気で過ぎている長距離バス。

時間の流れが外とは違うのかな。

疲れるのは分かっていても、
もう乗らないのかと思うと、少し寂しい長距離バス。

もう一度くらい、バスの中で夜を明かしてみたい。
by arujiyanon_world | 2009-11-24 02:18 | -- アルゼンチン