ヨメ様と世界一周中。いよいよハワイ。


by arujiyanon_world
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バンクーバーで中国を思う。

バンクーバーではヨメさんの大学時代の友人がワーキングホリデーで
来ているので、毎晩彼女にご飯を作ってもらっていました。
おかげですっかり胃袋の調子を取り戻した。

ありがとう☆

バンクーバーは全人口の17%を中華系の住民が占め、
日系、韓国系も多い移民の街でした。
さすがにそれだけアジア人がいると、
今までは貴重品だったカップ麺や中華料理屋などが至る所に存在します。

ロシア以降、南米諸国まで肉こそが主食な国々を渡り歩き、
僕らは自分が欧米人より大腸の長い我々アジア人であることを
内臓によって教えられました。

肉ばっかり食ってると、内蔵が疲れるのです。
食欲も減るし、便通のタイミングも狂ってくる。
顔色も悪くなるし、見た目で肝臓が弱っていることがわかるようになる。

そうして疲弊した我々を助けてくれたのは、
世界中に根を張るチャイニーズネットワークでした。

言語、風習、民族性、巷で語られる様々な日本人と中国人の違いも、
遠い異国の地で食べる中華料理の優しさの前には関係ありません。

本当に、内臓が感謝してお辞儀してるのではないかと思うほどに、
僕らは同じ、アジアの胃袋に感謝しています。

少し旅をしただけでも、言葉の不自由な異国の地に根を張るのが、
いかに大変な事なのか想像できるようになる。

苦力(クーリー)と呼ばれた奴隷のような労働待遇から、
彼らは異国の地に自らの生活を築くことを始めていった。

当然ながら、各地では文化の違い、
彼等の他を省みない逞しさを原因とした問題は数多くあるようですが、
軟弱な僕は彼等の逞しさにただ感動を覚えるのです。

メキシコ以降、アメリカ、カナダに入り
レストランやスーパーには日本の食品が当たり前のように見受けられ、
嬉しさを覚える反面、寂しさも感じます。

スペインの小さな中国人経営のスーパーで買ったカップ麺は
とっておきのごちそうであり、ここぞと言うときの為のもの。
大事な手荷物としてジブラルタル海峡を渡り、
モロッコの日本人宿で食べたときは、宿の皆の羨望の的でした。

今現在はアメリカのダラスにいるのですが、
正直、大分緊張感が緩んでいるのを自分でも感じます。

英語圏に入ったこと、先進国に入ったこともそうですが、
それら以上に日本の食品、中華レストランをが貴重品では
なくなったことが原因だと思います。

食と言うのは、本当に人間の奥深い所に根を張っています。
土地土地の料理をどんなにおいしいと思っても、
いつか体が拒否するようになる。

油っこくて、量が多くて、たまにとんでもなく辛い。
それでも僕らはやはり、同じアジアなんだと教えられる。
中華も毎日は無理だけど、それでもアジアがそこにある。

今回の旅で、僕はすっかり中国びいきになってしまった。

ホスピタリティもデリカシーもないあの広大な国。
自分に素直で、人間臭くて、力強いあの国の人々。

遠いバンクーバーで、遠い中国の事を思い出した。
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by arujiyanon_world | 2009-12-08 13:57 | -- カナダ