ヨメ様と世界一周中。いよいよハワイ。


by arujiyanon_world
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<   2009年 08月 ( 8 )   > この月の画像一覧

バルセロナは夢の中。

サグラダファミリアの設計者であるアントニ・ガウディ。
彼は幼少期、学校の授業で鳥の翼は飛ぶためにあると説明した教師に対し、
鶏は翼を走るために使っている、と反論したという。(by wikipedia)

<ガウディ通りにひょっこりと姿を現す>
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一見しただけではとても理解し難い形状をしたこの教会は、
所々、自然をモチーフにした作成されており、
実際、教会内に差し込む光はまるで木漏れ日の中にいるかのように感じさせる。
威圧的な外見とは裏腹に、取り込まれる光は、
真夏の日中にもかかわらず、程よく優しい光となっていた。

完成予定は2256年らしい。

バルセロナの宿で会った、建築関係の学生が言っていた。
日本のゼネコンが作れば、10年とかからず完成すると。

ああ、なるほどなぁ、と感心した反面、でも、
何かそういうもんじゃないんじゃないかなぁという思いが頭の中をちらついた。

確かにスペイン人は働かない。
シエスタは長そうだし、日曜、祝日は休んで当然の人達。
でも、そんなことはおそらく関係ない。

本当にこれが10年で完成したとして、誰か喜ぶ人間はいるのだろうか。

むしろ、完成した途端に
ポックリと亡くなってしまうお年寄りとかが出てくるんじゃないかとすら思う。

晩年は建築に熱中するあまり私財すらも投じてしまい、
浮浪者同然の生活を送っていたというガウディ。
市電に轢かれて亡くなった時、
あまりのみずぼらしさにガウディ本人であるとは気づかれなかったという。

この街を訪れる多くの観光客も、この街に住む人々も、
誰もがずっと、そんな変人の見た夢を見に来るのだ。

完成予定が2256年であっても許されるのは、
バルセロナが、少しでも夢の途中でいたいからなのだろう。

<完成予定は2256年>
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by arujiyanon_world | 2009-08-31 08:48 | -- スペイン
船のたびと言えば聞こえがいいですが、船の旅にも色々あるものです。

ギリシャからイタリアまでは大型フェリーが多く運行されており、
船会社もいくつか存在します

僕らはギリシャのサントリーニ島の桟橋にてイタリア行きの船便を予約しました。
ANEK LINEという会社です。
こんな離島の桟橋から、国境を跨ぐ船のチケットが買えるんですね。

ちなみに、窓口のおばちゃんは私服勤務で見るからにパートなのに、
窓口端末の発券アプリケーションが不調とみるや、オラクルのDBを事も無げに駆使して
予約内容を打ち込んで直接DBを更新してしまいました。
窓口担当者が直接DBの更新ができるなんてセキュリティ上の問題はいいのか?
と疑問を抱きつつ、出発時間が迫る僕らにはありがたい機転。

ギリシャからイタリアへの船は、
アテネからバスで3時間程の距離にあるパトラという街から運行されています。
ここからイタリアはアンコーナを目指します。所要時間は約20時間。

ちなみに船には、キャビン(船室)、エアシート(航空機の座席みたいなもの)、
そしてデッキというクラスにおおまかに分類できます。

値段は キャビン > エアシート > デッキ になります。

当然のことながらお金のない僕らはデッキクラスを選択。
デッキクラスとは読んで字の如くデッキで寝泊りするクラスの事です。
ただ、船内は自由に出入りできますし、レストランもカフェも使用できます。
また、エアシートの部屋にある共同シャワーも、潜り込む形で使用は可能です。
船の設備はフェリーと言えど、豪華客船とまではいかないまでもなかなか快適。

このデッキクラスは、欧米人の若者達が主な客層です。
デカイ体に、サングラス、小麦色の肌の20代前半のイケイケ世代。
これでもか、と場所を取り、飲食のゴミはそのまま床に置きっぱなし。
中には暑さ30cmはあろうかというエアマットを持ち込んで
キャビンより快適な寝床をこしらえる若者もいます。

そんな若者達に負けじと場所を確保し、
自分たちでセキュリティ、快適さ、便利さを追求して寝床を作り、夜を迎えるわけです。

ちなみにポイントは、

・出入口からは離れる
・トイレからは離れる
・若者からは離れる

くらいでしょうか。
トイレは臭いと衛生面から、出入口は騒音とセキュリティ面から、
若者はとにかくうるさいから、というのが理由です。

優先順位は 若者 > 出入口 > トイレ です。

とにかく若者からは離れます(笑)

しかし、デッキクラスは外に寝泊りするわけで、
そうするとそれを甘んじて享受しない若者達は、
船内のあちこちに居場所を確保し始めます。

階段の下、共有スペースの端っこ、人通りの少ない廊下、植木鉢の影。
ありとあらゆる場所に寝床を作り始めます。

動物が巣作りをするようです。

そして船員は当然それを注意し、彼らを外に追い出しますが、
夜になると何事も無かったかのように若者達の巣が出来ているのです。

いやー、逞しいですね。

というか、全然空気読まないですね(笑)
明らかに駄目な雰囲気の場所にも果敢にチャレンジしていました。

僕らも一度試みてみたのですが、やはり追い出されてしまい、
その後は再チャレンジすることもなく、無難な場所を探すという選択をしました。
年のせいなのか、民族性の違いなのか、とにかくパワフルです。

そうこうしているうちに太陽は水平線に沈んでゆきます。
船旅のいいところは、この景色が見れることですね。

<西の水平線に沈みゆく>
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デッキでの睡眠は、なかなか快適なものでした。
足を伸ばして寝れる分、バスよりは快適です。

ただ、日が暮れると強い海風で体が冷えます。
真夏の8月と言えども、準備なしで寝れる様な体感温度ではありません。
僕らは結構いい寝袋を持っていたので、寒い思いをすることなく寝れましたが、
ハンドバック一つでタオルも毛布も持たずに横たわるオバサンはそそくさと船内に
消えてゆきました。船員の目をくぐり、無事快適な場所は見つかったのでしょうか。。。

そうして朝日で目を覚まし、
イタリアのアンコーナ港には予定より1時間半遅れの入港になりました。
特に波もなかったのに派手に遅れてくれた。。。

おかげでローマ行きの列車のチケットを買い、電車に乗れたのは発車時刻の5分前。

船旅の余韻を味わう余裕も無く、一路ローマへ。
当然昼ごはんを買う時間も無く、水とスナックを購入し、
イタリアはどんな国なのかと期待をしつつ、二人あっという間に眠りに落ちました。

ローカル列車は、心地よい揺れと共に、ゆっくりゆったり走り続けます。

やはり電車は鈍行がいいですね。
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by arujiyanon_world | 2009-08-31 06:40 | -- ギリシャ
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まるで映画の世界のような風景が、この世の中にはあるんだなー、
と思ってしまいました。
アテネから電車で4時間30分程の場所にある、メテオラという場所です。

迫害を受けたキリスト教修道僧たちの聖域として、
高さ400M程もある奇岩群の上に修道院が築かれてゆき、
最盛期にはその数は20以上になったとのこと。

<巨大岩の上に修道院。ホント見たこと無い。>
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彼らがこの不毛の人を寄せつけない岩の台地に、
ただただ信仰の為の世界を作り上げたのかと思うと、
つくづく信じるという形のない力のすさまじさに、言葉が出なくなります。

こうして形にすることで、自分自身を確認していたのだろうなぁ。

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by arujiyanon_world | 2009-08-20 06:40 | -- ギリシャ
僕らが旅行中使用しているサイトを整理してみました。
これらのサイトのおかげさまで、何とか今まで生き永らえております。

(人-)謝謝!

Hostelworld
世界中をくまなく網羅しているであろう、ホテル予約サイト。
使い方も簡単で、クレジットカードにてデポジットのみが決済される。
ホテルまでの道順、街の情報も掲載され、googlemapでホテルの場所も確認できる。
予約確認書もメールで配信され、日付と料金が明記されているのでトラブルもない。

eurolines.com
ヨーロッパを結ぶバス会社のサイト。
各国の会社はそれぞれ独立しているようで、ホールディングの窓口みたいなものかと。
オンライン上で予約できる国、出来ない国があるが、とても便利。
Eチケットの配信があるかなしかは国次第。
無い場合は予約番号受領で、窓口引き換え。

expedia.com
世界最大級の旅の総合情報サイト。
ブルガリアで出会った女性に教えて頂いた。まだ未使用だが、
海外発着の格安航空券が手に入る。

ウィキペディア
いわずとしれたみんなの百科事典、ウィキペディア。
間違いがあるとか色々言われるようだが、そもそも間違いがわからないから問題ない。
何も情報が無いより、大体あってる方がマシである。

世界一周ブログ村
世界一周をしている人達のブログランキングサイト。
行きたい国や行った国の様子が様々な視点で描かれており、見ていて楽しい。

大体これだけあればほぼ問題なく旅ができてしまいます。
その他、その国を愛してやまない愛好家の皆様の個人サイト情報がとても役に立ちます。

あと、ヨメさんのi touchがとても便利。
いちいちPCを起動することなくWi-Fiを捕まえ、即座にオンライン環境を確保できます!

それにしても、本当に便利な時代になったと思います。
初めて我が家にウィンドウズ95が来たときはまだ回線速度も遅く、
単なるワープロの延長戦上の機能のみを使ってました。
おそらく多くの人達が同じだったのではないでしょうか。

それから15年経ち、回線速度が向上したことで、
多くのアプリケーションはWebサーバ上で処理され、
ネットワークはまさに双方向通信の恩恵を最大限享受しています。

googleの使命に「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」
という一文がありますが、これも今更ですが考えてみればとんでもないことですね。

人々の営みは言ってみれば「情報」に「信頼」という担保を乗せることで行われてますよね。
全ての情報にインデックスをつけて、世界中のどこからでも誰もが知りたい情報にアクセスして、
行動を起こすことが出来る。
その為のインフラが、15年やそこらで整ってるんですもんね。

何か10年後とかどうなってしまうんでしょうねー。
今こうしている間にも、どこかで誰かが考えてるんだろなー・・・。

と、無職のつぶやきです。
帰った後のことも、多少考えないといけませんね・・・。

今日も海が青いなぁ。
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by arujiyanon_world | 2009-08-12 21:53 | 旅のコツ。

猫のいる島。

それはもう、たくさんの猫がいるという話だったので来てみました、サントリーニ島。
期待したほどの数はいなかったけど、街並みも気温も、夕日も結構いい感じでした☆

<イアの街より夕日を望む>
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<鼻の下が緩んでいる>
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せっかく取得した国際免許証をアテネのホステルに忘れてきてしまい、
スクーターを借りることができませんでしたが、公共バスが30分に1本くらいで
島内を網羅しているので、そんなに不便さを感じることなく過ごせました。
バス停もちゃんとあるし、離島にしては物価も安いです。

旅も3ヶ月を過ぎ、段々と移動を繰り替えず日々が日常になってきました。
今は何処に行ってもWi-Fiが飛んでいて、ノートPCさえ持っていれば日本語による情報に事欠きません。
ホテルの予約も、移動手段の確保も、地図の確認も、全てオンラインで済ませることができるし、
沢木耕太郎先生の深夜特急に描かれた時代からは考えられない快適さです。
英会話もこれまたテキスト翻訳でざっくり例文を調べてそのまま話せば、
多少の間違いはあるものの、大体通じてしまいます。

何か無性にまた深夜特急が読み返したくなってきた今日この頃です。
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by arujiyanon_world | 2009-08-12 20:38 | -- ギリシャ

「始まる前から10対1」

「始まる前から10対1」

エジプト人を相手にしている時の気分である。

彼らは総じて人懐っこく、愛想がいい。
道行けば、一回曲がるまでに必ず「Hello!」という声が掛かる。
子供からお年寄りまで、総じて気軽に声をかけてくる。

しかし、カイロ、ルクソール等の観光地では、
観光客相手の彼らのプッシュセールスがすさまじく、
とてもひとりひとり相手をしていられないのが現状だ。
30m歩けば3人から声が掛かる。
しかも、そもそもサービスや商品に定価というものが表記されていることがないので、
買い物をする際、全てに確認作業(値段交渉)が必要になる。
1人のエジプト人と向き合おうとする前に、
こちらとしては既に道行く9人のエジプト人と対峙してきたような気分になっているのだ。

地球の歩き方にも、明記されている。
エジプトの観光客において定価というものは存在しない。
交渉を重ね、少し多めに払ってやり過ごすのが気持ちよく滞在するコツである、と。

正直、多大な労力をかけてまで安く買い物をしたいとは思っていない。
むしろお互いwin-winな関係でいれるだけの金額を払ってもいいと思っている。
それ程までに、エジプトの物価は安い。一泊数百円の世界なのだから。

イスラム圏にはバクシーシという概念がある。
宗教的に、富める者は貧しい者に対し、施しを与えるべきであるという概念だ。
この際、金銭の授受はイスラムの神であるアッラーを介して行われているということになっている。
つまり、富める者はアッラーに対し喜捨し、貧しき者はアッラーから施しを受け取っているのである。

これに加え、「チップ」といわゆる「たかり」の概念が加わり、
そもそも、チップもバクシーシも習慣として存在しない日本人としては、混乱を極めることになる。
場面場面において判断を迫られたり、親切と思い享受したことに対し見返りを要求されてガッカリしたりと、
感情の揺れ幅が必要以上に大きくなって非常に疲れるのである。

カイロでギザのピラミッドから帰る際、バスの発着所を探してウロウロしていた時、
地元の青年が声を掛けてきた。
バスの発着所まで案内してくれるという。見たところ普通の青年で、単純な親切だと思っていた。
しかし、彼はバスが通る大通りの道に着き

「ここを通るよ。ところで記念に君たちとの思い出に、日本の品を何かくれないか?」

と言い出した。

日本の物は確かに持っているが、長旅の僕らにとって、無駄な日本製は一つとしてない。
申し訳ないが、何もあげられるものは持っていない、と答えた。
そう説明しても彼は一向に引き下がらない。

「この親切に対し、君たちはどう考えているのか、本当に何でもいいんだ」

正直この辺から判断がつかなくなった。
彼は一向にバスを止める気配も無い。
バクシーシかチップを要求しているのかと思いきや、金はいらないという。バクシーシではないと。

「このままじゃバスは止めないよ」

このセリフが決め手だった。
真夏のカイロ、気温は35度はあっただろうか。
埃っぽい大通りに、日陰は見当たらない。
これは埒があかないと判断し、彼を無視して自分たちで再度バスを探すことにした。
これには本当に辟易した。

悪意の有無の判断が難しいのだ。
お金の提案を享受していれば完全に彼はクロと判断できていただろうが、
そうではないというのでは、どうにも難しい。
出来る限り性善説的に考えていたいという思いもある。

mixiに[鈴木の世界旅行記が好きだ]というコミュニティがある。
ちょっとアホな鈴木青年の旅行記であり、これが面白い。その中の一説を思い出した。

アジアのどこだったか、深夜の街でバスターミナルを探して困り果てていたとき、
道を尋ねたタクシーのおっさんがタダでバスターミナルに連れてってくれた上、
チケットを買う際の注意事項まで親切に教えてくれていた時の話だ。
彼はタダで言いと言うおっさんを疑い続け、その事を反省しながらこんな事を書いていた。

疑うより信じていたい。この歌詞の意味がやたらと身に染みた、と。
(アホを公言してはばからない彼の文面は非常に素直で、正直心に染み渡る。大好き。)

彼の言うように、出来る限り信じていたいのである。
そうでないと、全ての親切を疑い、ひとつひとつの純粋なHelloに対して、
心無い反応を重ねてしまうからだ。

しかし、それには多大な労力を要する。
子供ですら油断できないのがこの国だ。

<猫も油断できない>
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 → 机の下から隙をうかがう。これが常に2,3匹。

一度頭に浮かんだ疑念は必ず表情を伝って相手に届いているだろう。
かといって全てを許容はできないのが実情だ。

旅行中は肩書きがなくなる。
そもそもそんな立派な肩書きなど持ち合わせてはいないが、
どこどこの誰々という人称は全く通用せず、単純に一個人としてお互いが対峙する。
考えてみれば当たり前のことなのだか。

文化、風習、国民性。
エジプトではこれらの違いを今までで一番身に染みて感じている。

貨幣価値の差額による利益を享受している側の人間としての力量不足なのかもしれないが、
人間力という、今まであんまりピンとこなかった言葉が少し実感を伴って
感じられるようになった今日この頃である。

ひとつだけ悪口を言いたい。
数々の遺跡がとてつもなく壮大なだけに、
紀元前のピラミッドを築いたエジプト人と、今のエジプト人が同じ民族であるとは思えないのだ。

ヨメさんとの間では、きっとどっかのタイミングで総入れ替えになったということにして納得しているのである。

いやー、すごいですよ、紀元前のエジプト人のお仕事。
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by arujiyanon_world | 2009-08-06 15:55 | -- エジプト

No Camel.No Horse

<エジプト・タハブの海岸通りにて>
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ラクダと馬はここではだめだよ。
あ、ついでにチャリンコもね。 

といった感じか。

ここではラクダが一番多そうだしね。

More
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by arujiyanon_world | 2009-08-06 15:41 | -- エジプト
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流れ星を見て嬉しがる僕らにガイドは言った。
チャイを片手に、タバコを吸いながら、サンダルで登山するベドウィン。
28歳、同級生。

アルゼンチン人の青年は、この世の終わりみたいな顔をしながら
「チョコココアが飲みて~」とつぶやく。
ちなみにヨメさんは何事も後半戦にめっぽう強く、
最初こそはこの青年に遅れをとっていたものの、
いつのまにか先頭の方を歩いていたりする。千代の富士の土俵際のように粘り強い。

シナイ山登頂開始から約2時間程の休憩所での出来事。

思えば遠くまできたものだ。

シナイ半島の下部、中心あたりに、シナイ山は存在する。

真上を見上げれば無数の星が瞬き、
数分見ていれば必ずと言っていいほど流れ星を見ることが出来る。
ガイドの彼にしてみれば、珍しくも何ともないのだろう。

しかし、あれだけの数の星は、
冬の北海道でも、夏の南アルプスでもお目にかかったことがない。

歪で急峻な岩山は、元々薄いながらも赤に近い色をしており、
夜の間は、どのような形をしているのか、殆ど把握できない。
360度、周囲を見渡した山々も全て同様で、
東の地平線が微かに光を帯びてきて、ようやく周囲の様子が分かるようになった。

真上には未だ、満天の星。
そろそろ、東側には空と地上の間に境界線が引かれ始める。

太陽の存在を確認するまでは、
自分がどこにいるのかも分からなくなるような、不思議な空間。

やっぱり山はいいなぁ。
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by arujiyanon_world | 2009-08-06 15:28 | -- エジプト