人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ヨメ様と世界一周中。いよいよハワイ。


by arujiyanon_world
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

中国鉄道事情。

中国での鉄道の旅は、とにかく大変です。
何が大変かというと、まず切符を買うのが大変で・・・。

北京等の都市部には地下鉄があり、
これは日本と同じ、むしろ路線名や構成を見ると
とてもわかりやすく、東京のメトロより優れたデザインだと思います。

切符は駅に隣接された「集票所」というところで購入します。
中は、当日、3日以内、5日以内、10日以内など、乗りたい列車の日時に応じて発券する列があります。
北京駅では大体バスケットコートくらいの広さがあるのですが、昼間は大体スシ詰め状態のようです。
<西安駅の臨時切符売り場>
中国鉄道事情。_e0167560_22285849.jpg


最近はまだ購入事情が改善されてきたようなのですが、以前は切符を買うために2泊の停滞を余儀なくされる
といったケースが珍しくなかったそうです。
地方によっては1日に数本というケースも多いでしょうから、当然といえば当然なのか、
とにかく移動したら、最初に出発の切符を押さえなくてはなりません。


切符を買う際は
出発地
目的地
発射時刻
列車番号
席種類
枚数

を指定しなくてはなりません。

席の種類は、立ち席(席がない場合)、硬座、軟座、硬臥、軟臥、デラックスとあり、
右から順に高いです。
臥っていうのは寝台のこと。移動距離に応じて各々必要と思われる席を指定します。
軟臥は4人相部屋で、硬臥は6人で仕切りもカーテンもなし。

上記集票所には電光掲示板があり、
こうした情報と、席があるかないかが表示されているのですが、
どうやらリアルタイムではないらしく、確認の元窓口に切符を求めても、
もうないと言われたこともありました。
ただ、日本人は漢字が使えるし、
メモ帳に必要事項を記入して紙を渡せば以外に簡単に変えます。
窓口の人は英語が使えたし(北京・西安)、確認の意味で
PCの画面を見せてくれるので間違いがないかも確認できました。
あと、僕らの場合はヨメさんがJRの時刻表作っていた関係から、
やたらと鉄道関係に詳しかったというのがデカイです(^^)
電光掲示板みながらあの表記はこういう意味だ、とかだいたい分かるらしく・・・。

発車してしまえばあとはもう快適です☆
優雅な寝台列車の旅となります。

ただ、硬臥、軟臥ともに、昼の間の下段はみんなの憩いの場になります。
上の段は天井が近く、普通に座ることができないので。

<硬臥の下段>
中国鉄道事情。_e0167560_22292099.jpg


トランプ、ゲーム、雑談・・・中国人はお互い知らないもの同士でもすぐに打ち解けます。
僕らの席も憩いの場となり、中国語を教えてもらったりしました。

不快に感じる人も多いでしょうが、夜になると意外に気を使って早く自分のスペースに戻るし、
欧米人より全然部屋の使い方もキレイです。

余程神経質でなければ気にせず楽しむことが出来ると思います。
何もない24時間よりは楽しい時間が過ごせました。

中国の車窓から、オススメです!
by arujiyanon_world | 2009-05-31 22:32 | -- 中国