敦煌の隋オヤジ。
2009年 05月 31日
敦煌といえば昔映画になったこともあり、日本人には馴染み深い土地。
街中には「パーマ」とか「おみやへ」なんて日本語が見受けられ、かすかな郷愁を誘う。
蘭州から寝台電車で一晩、車窓からの風景は一変し、緑のない荒涼とした乾燥地帯が広がって
一瞬違う国に来たのではないかといった錯覚を覚えた。
北京オリンピック以降、他の都市地域の例に漏れず、敦煌も開発整備の最中ある。
敦煌駅は昨年できたばかりの真新しい駅。
施設は清潔そのものだが、やはりトイレでは紙を流すことができない。
そんな敦煌に訪れたなら、一度は訪れて欲しい。
あやしい日本語を話す隋さんの店を。
<隋さん・42歳>
隋さんは自分の店の前で虎視眈々と日本人を狙っている。
彼は大学で日本語を勉強し、その後も独学で日本語を取得した努力の人だ。
しかしイントネーションが悪く、
彼の口から発される日本語はテレビで紹介される詐欺師のそれに良く似ている。
僕らも彼の張った網にまんまとひっかかった。
最初は無視していたが、差し出された名刺を受け取り、隋さんの店を訪れてしまったのだ。
身なりは以外にまともに見えるものの、いかんせん顔が怪しいから台無しだ。
店に入り、話を聞きながら旅人ノートに目を通す。
どうやらアル中らしい。ホモ疑惑まである。
痛風らしく、しきりにつま先をさすっている。
今度は彼の勉強ノートに目を通す。
「あばたもエクボ」
「うちの嫁はなお良い」
「真夏の果実」
ますますもって怪しいが、ノートには隋さんありがとうの文字が目立つ。
オリジナルツアーの値段も意外に良心的。
試しに夜のゴビ砂漠ツアーに参加してみた。
これが大正解で、観光地を高い入場料を払って回るより断然よかった。
その後、敦煌での時間は隋さん中心に回り、最終日、隋さんに挨拶して幕を閉じた。
怪しい顔と、名刺の配り方を改めれば、もっと商売はうまくいくだろう。
日本人には馴染みの深い敦煌。
訪れたなら、ぜひ隋さんを尋ねてみて欲しい。
怪しいからすぐに分かるハズだ。
街中には「パーマ」とか「おみやへ」なんて日本語が見受けられ、かすかな郷愁を誘う。
蘭州から寝台電車で一晩、車窓からの風景は一変し、緑のない荒涼とした乾燥地帯が広がって
一瞬違う国に来たのではないかといった錯覚を覚えた。
北京オリンピック以降、他の都市地域の例に漏れず、敦煌も開発整備の最中ある。
敦煌駅は昨年できたばかりの真新しい駅。
施設は清潔そのものだが、やはりトイレでは紙を流すことができない。
そんな敦煌に訪れたなら、一度は訪れて欲しい。
あやしい日本語を話す隋さんの店を。
<隋さん・42歳>
隋さんは自分の店の前で虎視眈々と日本人を狙っている。
彼は大学で日本語を勉強し、その後も独学で日本語を取得した努力の人だ。
しかしイントネーションが悪く、
彼の口から発される日本語はテレビで紹介される詐欺師のそれに良く似ている。
僕らも彼の張った網にまんまとひっかかった。
最初は無視していたが、差し出された名刺を受け取り、隋さんの店を訪れてしまったのだ。
身なりは以外にまともに見えるものの、いかんせん顔が怪しいから台無しだ。
店に入り、話を聞きながら旅人ノートに目を通す。
どうやらアル中らしい。ホモ疑惑まである。
痛風らしく、しきりにつま先をさすっている。
今度は彼の勉強ノートに目を通す。
「あばたもエクボ」
「うちの嫁はなお良い」
「真夏の果実」
ますますもって怪しいが、ノートには隋さんありがとうの文字が目立つ。
オリジナルツアーの値段も意外に良心的。
試しに夜のゴビ砂漠ツアーに参加してみた。
これが大正解で、観光地を高い入場料を払って回るより断然よかった。
その後、敦煌での時間は隋さん中心に回り、最終日、隋さんに挨拶して幕を閉じた。
怪しい顔と、名刺の配り方を改めれば、もっと商売はうまくいくだろう。
日本人には馴染みの深い敦煌。
訪れたなら、ぜひ隋さんを尋ねてみて欲しい。
怪しいからすぐに分かるハズだ。
by arujiyanon_world
| 2009-05-31 22:41
| -- 中国