人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ヨメ様と世界一周中。いよいよハワイ。


by arujiyanon_world
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

静寂のサハラ、ラクダの微笑み。

喧騒のフェズから夜行バスで10時間。
サハラ砂漠を見るために、リッサニという小さな街に移動した。
サハラの入り口にある、最後のオアシスという触れ込みの街だ。

<休憩所の屋台。深夜2時にもかかわらず人だかりの山>
静寂のサハラ、ラクダの微笑み。_e0167560_2214454.jpg

ドラえもんに良く似たモロッコ人が、あの手、この手のウソを交えて、
何とか自分のホテルに引き込もうとタクシーを待つ間にウザイ勧誘トーク。
夜行バスで移動した朝の6時である。
必要ないと断り続けると、「ヤクザ、ヤクザ」と自分を指差して何かをアピールする。
脅しているつもりなのだろうが、
朝の6時に起きて働く人間は、どっちかと言えば勤勉な労働者だろ。

ここからタクシーで一時間、さらに小さな街に、
日本人の写真家、ノリコさんがホステルを営んでいる。

<ノリコさんちの可愛いヤツ>
静寂のサハラ、ラクダの微笑み。_e0167560_2231713.jpg

このノリコさんの宿を起点にし、砂漠ツアーに参加した。

<荷物を積まれるラクダ>
静寂のサハラ、ラクダの微笑み。_e0167560_2251890.jpg

<正座しているようでプリティ>
静寂のサハラ、ラクダの微笑み。_e0167560_2262180.jpg

ラクダに揺られて約2時間、
サハラ砂漠の細かい砂は、早速参加者のカメラを一台破壊。
砂が恐ろしく細かく、一度やられたらとても取り除く事が出来ない。

<キャラバンが行く>
静寂のサハラ、ラクダの微笑み。_e0167560_2294072.jpg


サハラ砂漠へは砂漠の民であるベルベル人のガイドが同行する。

オマール、29才。

ラクダの糞をショコラといい、日が暮れると得意げにクイズを出してきて、
こちらが考え込む様子を非常に楽しそうにからかう。
通称、ベルベルクイズ。

<ポーズを決めるときは視線を遠くに投げる>
静寂のサハラ、ラクダの微笑み。_e0167560_2273866.jpg

彼は、アラビア語、ベルベル語、英語、フランス語、
イタリア語、スペイン語の6ヶ国語を話す。
彼らは学校ではなく、旅行者を相手にして語学を習得するらしい。
実際、日本語の発音を真似るのだが、ホントに耳が良いようで、発音がとても上手い。

ベルベル人はモロッコの先住民族だが、
おしなべて寡黙で柔らかい人が多い印象を受けた。
彼らは自分がベルベル人である事を誇りとしており、
ベルベル人ですか?と聞くと即答してくる。

実はこの日、宿でちょっとした事件があり、
オマールは深夜に約2時間の道程を引き返し、
朝方また戻ってくるというハードスケジュールをこなしていた。
計6時間、砂漠を歩いて平然としているのである。
オレの足はラクダより強い、と言っていたが、あながち冗談ではない。
砂漠の民なんて言葉では言い尽くしがたい、人間の強さを垣間見た。

彼は、砂漠で産まれたと言っていた。

<それにしてもカワイイ>
静寂のサハラ、ラクダの微笑み。_e0167560_2284546.jpg

by arujiyanon_world | 2009-10-03 22:12 | -- モロッコ